日本政府観光局が発表した統計によると、2015年9月に訪日した外国人観光客は前年同期比46.7%増の161万2000人に達し、9月の史上最多を記録した。また、2015年1月から9月までに訪日した外国人の数は1448万人に達し、2014年の史上最多(1341万人)を超えた。国・地域別で見ると、トップ3は中国、中国台湾、韓国の順となった。
欧米諸国の中で9月に訪日した観光客が最も多い国は米国で、7万6300人に達した。1月から9月までは75万8400人で、1位の中国の5分の1である。
日本の国土交通省が実施した訪日外国人観光客の消費動向調査によると、中国人観光客の日本旅行時の1回あたりの平均消費額は26万7419円で、うち、買い物は14万1554円に上る。また、米国人観光客の平均消費額は18万360円、うち買い物による消費は2万3208円。2つの国を比較すると、中国人観光客の買い物による消費額は非常に高いことがわかる。
訪日した外国人観光客は一般的にどこに行くのか。東京都が9月に発表した調査報告によると、1位は「新宿、大久保」で比率は55.4%、2位は「銀座(50%)」、3位は「浅草(49.2%)」だった。
国・地域別に見ると、韓国、中国香港、タイ、シンガポール、マレーシアの観光客は「新宿、大久保」を最も好み、欧米の観光客に最も人気なのは「渋谷」と「秋葉原」である。中国人観光客は「銀座」と「秋葉原」を好み、これは中国人観光客が買い物好きであることと関係がある。また、「浅草」は東南アジアおよび欧米の観光客に最も人気のスポットである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月3日