先ごろ常州の旅行客がハルビンで何万元もする魚料理を食べたというニュースが話題になった。これを聞いた多くの人はそんな高い魚があったことに初めて気づいたという。その値段が高いか安いかの議論はいまでも続いている。魚はカラチョウザメ。店側が高級魚と偽っているのではないか? 看板どおりの値打ちがあるのか? その答えを出すにはまだ検証時間が必要のようだ。
【カラチョウザメの身の値打ちは?】
@水族館長の生物男さん(中国漁業協会原生水生物・水域生態専門委員会主任委員・周卓誠氏)のミニブログ:
「カラチョウザメが高いのは卵をもつメスの方である。最高級キャビアの原料だからである。現在の技術では魚を殺さないとキャビアができないので、その価値が金より高いといわけだ。値段は本体500グラム当たり数100元というのもときどき目にする」
また「したがって卵を取ったあとのメスやオスの身にはそれほどの価値はない」とも。
ではそのカラチョウザメのキャビアとはどれほど高級なのだろうか。多くの魚の卵は食用となるが、厳密な意味でのキャビアはチョウザメのキャビアのみだ。カラチョウザメのではない。
再び@水族館長の生物男さんによれば、
「世界でよく売れているのは、ほとんどが中国産または中国で加工されたものである。魚は当然カラチョウザメで、値段は30グラム1800元前後」とのことだ。