フォーブスは毎年、世界の200の国際ブランドを調査し、ブランド価値ランキング100を作成している。今回は15カ国のブランドがランクインし、うち、米国からは最多の56社がランクイン。続いてドイツ(11社)、フランス(7社)、日本(6社)となっている。業種別で見ると、科学技術企業は18社と多く、上位15社のうち9社が科学技術企業である。金融サービス業は13社ランクインし、アメリカン・エキスプレスは245億ドルで金融業トップ(22位)。日用消費財は12社がランクインし、ジレットが192億ドルでトップ(28位)だった。
EC大手のアマゾンは54%上昇し、成長が最も速い会社となった。ブランド価値は541億ドルで6位、プライム会員は2年で8000万人に倍増した。米国の家庭の3分の2がアマゾンを利用していることになる。Facebook(40%上昇)、スターバックスカフェ(24%上昇)、グーグル(23%上昇)も好調である。
IBMは2年連続でブランド価値の縮小が最も大きいブランドとなり、今年は20%縮小し333億ドル、2年前の5位から13位に後退した。そのほかに、HSBC(18%低下)、キャタピラー(11%低下)、H&M(11%低下)もブランド価値縮小が目立つ。
華為はブランド価値73億ドルで88位、前年より9%上昇し、ランクインした唯一の中国企業となった。
以下は、2017年世界ブランド価値ランキングのトップ20