中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)は「中共中央の国民経済・社会発展第14次五カ年計画と2035年までの長期目標の策定に関する提案」を審議・採択し、経済、法治、文化など9つの面から、2035年に社会主義現代化をほぼ実現するという長期目標を展望した。15年後の生活について、子供は何を期待しているのだろうか。中国青年網が伝えた。
中国青年網社社会調査センターはこのほど、6−14歳の子供を対象に「あなたにとっての15年後の中国とは」という調査を行った。それによると、「15年後に最も起こりうること」で選ばれたのは「ハイテク応用シーンがより多くなり、生活がよりスムーズで便利になる」が61.3%、「中国製造業が国際舞台に立ち、活躍する」が60.7%、「中国がチップのコア技術を確立し、他者の制限を受けなくなる」が56.1%だった。
北京のある中学校に通う2年生の劉寧さん(仮名)は物理とコンピュータに興味を持ち、それらの学習と模索を強く希望している。彼は、人工知能(AI)などの科学技術の応用が人々の生活の利便性を大きく高め、将来的にハイテクの応用がより一般的になると考えている。「それに伴いより多くの中国の技術が世界の舞台に上がると信じている」という。
「2035年に、私は博士課程に在学しているはずだ。私は天体物理の研究が好きで、コンピュータも好きだ」と話す劉さんは、今後の努力により人生の目標を達成する自信があり、未来の生活がより美しくなることも信じている。「今やAIが非常に発達しているが、今後はよりスマートな製品を開発し、未来の人々の生活をより便利にしたい」と劉さん。
小学6年生の呉瑶瑶さん(仮名)は今年12歳だ。ある授業で、国語の教員が子供たちに「私にとっての未来の生活」をテーマに考えを述べてもらった。呉さんは、スマートロボットがすべての家庭が持てる設備になることを願うと発言した。「父や母と買い物をすると、会話し器用に移動するロボットをよく目にする。道案内し、会話の相手になり、とても面白い。家にも小さなロボットの友達がいれば実に素晴らしい」という。
呉さんによると、同じクラス内に環境が今後より良く、より美しくなることを願う同級生がいるという。「空気がきれいで、煙霧もウイルスもなく、子供たちが大喜びで外で活動する。人々の体が強く健やかになり、感染症を心配する必要も、何度も病院に行き注射を打つ必要もない」と呉さん。
上述した調査の、15年後に最も起こりうることについては他にも、「より多くの人がUターンし起業・就職する」(43.5%)、「中国の西部に多くの国内の若者が集まる」(36.9%)などが選ばれた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月11日