日本はインドとの演習で中国の戦闘機の性能を把握できるか

中国網日本語版  |  2022-09-21

日本はインドとの演習で中国の戦闘機の性能を把握できるか。

タグ:印日 戦闘機 軍事演習 

発信時間:2022-09-21 10:31:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 インドメディアは11日、インドは日本と二国間軍事協力を強化しており、「初の印日戦闘機演習の早期実施」を目指していると伝えた。報道は特に、インド空軍がロシア製のSu-30MKI戦闘機を派遣し、日本航空自衛隊のF-15J戦闘機と対抗させることで、日本に中国の同種の大型戦闘機の性能を理解するチャンスを与えると伝えた。

 

 報道によると、インドのラージナート・シン国防相、ジャイシャンカル外相、日本の林芳正外相、浜田靖一防衛相が8日、東京都で「2+2」会談を開いた。インド国防省は声明の中で、「印日双方は、初の戦闘機演習の早期開催は、両国の空中勢力のさらなる協力と連携に向け道を開く」と称した。

 

 「環球時報」の取材に応じた中国の軍事専門家は12日、次のように述べた。

 

 性能だけを見るならば、インド空軍のSu-30MKIが採用しているパッシブフェイズドアレイレーダー、三翼面形態、ベクタードスラストエンジンなどの技術は、解放軍に配備されているSu-30シリーズと大きく異なる。航空自衛隊はSu-30MKIを通じSu-30シリーズの基本的な能力を把握できるが、現代戦闘機の戦闘力に対する火器管制レーダー、アビオニクス、武器などの影響力が大きくなってきている。例えばSu-30の外観はJ-16戦闘機に似ているが、性能はまったく異なる。そのため日本がこれによって訓練し、中国の戦闘機に対応する方法を探そうとしても困難だ。また解放軍に大量に配備されているJ-10やJ-20などの国産戦闘機は早くもロシア製戦闘機の影響から脱却している。航空自衛隊の訓練の狙いはさらに外れることになる。

 

 しかし日本とインドの防衛協力の持続的な歩み寄りは要警戒だという。上述したインドメディアによると、日本とインドは2020年に「物品役務相互提供協定」に署名し、両国の武装勢力が後方支援と物資を共有できるようにした。これは自衛隊がマラッカ海峡付近のインドの重要な軍事基地で補給でき、インド軍も日本のジブチ基地を利用できることを意味する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月14日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

一覧 同コラムの最新記事