中国の孔鉉佑駐日大使は14日、日本の大手メディア14社の代表と懇談し、中日関係や台湾地区関連の問題について語った。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。
孔大使は「今年は中日国交正常化50周年であり、両国関係は過去を受け継ぎ未来を切り開く重要な節目に立っている。双方は国交正常化の歴史から経験と示唆を汲み取り、小異を残して大同につく精神の発揚に努め、両国間に存在する相違を理性的に受け止め、摩擦や溝を適切に管理・コントロールし、処理すべきだ。双方は両国民の根本的利益と地域の共通利益に着眼し、『互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』との政治的コンセンサスを積極的に実践し、真に競争を協調に変え、各分野で交流や協力を強化し、肯定的要素を積み重ね続け、両国関係の発展のために強靭な基礎を固めるべきだ」と指摘。
「台湾地区関連の問題は中米関係や中日関係に影響を与える突出した要因だ。台湾地区問題を適切に扱うことは、中日関係の政治的基礎と基本的信義に関わる。日本側は中日間の4つの基本文書及びその厳粛な約束を厳守し、『一つの中国』原則にしっかりと従い、両国関係が再び妨害を受けることのないようにしなければならない」と強調した。
また「メディアは中日関係の目撃者であり、関与者でもあり、両国関係の民意の基礎に対して重要な影響力を持つ。日本メディアが公正かつ客観的な姿勢を堅持し、中日関係及び中国の発展に関する情報に引き続き注目し、これを正確に伝えて、両国民の理解の増進、相互信頼の強化、友好の深化に積極的役割を果たすことを期待する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年9月16日