中国とASEAN間の全面的な関税率引き下げが実施されて一年以来、双方間の貿易額が急速な伸びを示している。中国商務部の統計データが明らかにしたように、中国とASEAN10カ国間の貿易総額は21.6%の大幅増となっている。今後のさらなるものの輸出入関税の引き下げにより、中国・ASEAN間の年間貿易額2000億ドルの目標は前倒しで達成する見通し。
中国・ASEAN自由貿易区が2010年に実現する見込みで、その時になれば、中国・ASEAN自由貿易区は世界で人口の最も多い自由貿易区となり、発展途上国間の最大の自由貿易区ともなり、双方は貿易総額2000億ドルの達成を目指している。しかし、中国・ASEAN問題専門家の許寧寧氏は、中国・ASEAN間の貿易総額2000億ドルの目標は前倒しで達成される可能性が非常に大きいと見ている。
事実、中国とASEANが協力パートナー関係を樹立して15年いらい、双方間の貿易額は終始高い伸び率を保っている。中国・ASEAN博覧会事務局のデータによると、15年来、双方間の貿易額の伸び率は年平均約20%となっている。2005年における中国・ASEAN間の貿易額は1303億ドルに達し、前年比23%増で、1991年に比べて15倍以上も増えている。
「チャイナネット」2006年8月3日