地理的位置

　杭州は長江デルタ地帯の中心都市であり、上海から180キロ。長江デルタ地帯の南端、杭州湾の西端、銭塘江の下流、京杭（北京・杭州）大運河の南端に位置する中国東南部の交通の要衝。 浙江省は高速道路と自動車道による交通網を軸に、杭州を中心にした、国内で経済が最も発達した長江デルタ地帯に位置する４省１直轄市をカバーする「４時間経済圏」の確立をめざしているところ。人口は約１億。開発区は広大な市場と高い消費レベルを有しており、「４時間経済圏」の中心に位置し地理的に優位性がある。

气候

　亜熱帯モンスーン湿潤地帯に属し、四季の違いが鮮明でしのぎやすい。市区の平均気温は16.2℃、年間平均降水量は1453mm。

交通

　銭江六橋の高架が開発区を通っているほか、上海や寧波などに通ずる高速道路が走っており、市内を巡回する112キロの道路とも接続されている。開発区は立体交差橋で５本の自動車道にアクセスできるなど、交通の要衝にある。上海、寧波までは車で約90分。国内２大深水港である上海港と寧波港は開発区にとって対外海運の重要な港。香港への直行便が毎日運行されているほか、シンガポールや日本、タイ、マレーシア、マカオなどの国と地域の40都市の間で定期便やチャーター便、カーゴ便路線が開設されている。瀘杭（上海・杭州）と浙贛（浙江・江西）の２本の複線と宜杭（宜興・杭州）線を基幹鉄道に、北京や昆明、アモイ行きなどの列車が毎日出ているほか、貨物輸送も全国の駅と結ばれている。

 関連施設

　電力供給能力は、32万3000キロボルトアンペア。給水能力（水道）は、10万トン/日。熱供給能力は、160トン/時間。ガス供給能力（液化天然ガス）は、215トン/日。

基幹産業

　機械、エレクトロニクス、バイオ医薬、紡績・化繊、軽工業・食品、化学工業など。

主要外資系企業

　米モトローラ、コカコーラ、シーメンス、松下電器、三菱、住友、東芝、旭化成、矢崎総業、韓国LGなど。

公式サイト

　www.hetz.gov.cn

「チャイナネット」2004年1月