学校の宿舎に住む彼は活発な性格なので、毎週友人たちと集まる。記者の取材に対し西田さんは、「シェア自転車ができて、本当に便利になりました」と話す。北京に来てから、便利なので電気バイクを買った。しかしその後、後悔したという。なぜなら、シェア自転車が出現して以降、電気バイクはあまり使わなくなってしまったからだ&…… >>>
子どものときから北京で暮らす李さんが初めてシェア自転車を見たのは、自宅の玄関前だった。オレンジ色の自転車がずらっと並び、とても目立っていた。初めてシェア自転車を試したとき、興味津々となり興奮した。家から地下鉄の駅まで乗ってみると、とても便利に感じた。「普段歩いて10分以上かかるけど、シェア自転車なら数分で着いた」と言う…… >>>
フランスの90年代生まれの若者、フロリアン・ジレさんは2009年に初めて中国を訪れると、この神秘的で彩り豊かな東洋の国に魅了された。その後何度も交流と学習に訪れ、最終的に北京で定住し勤務することになった。ジレさんにとって、シェア自転車は一人での外出の「最後の1キロ」問題を解決してくれた。「自宅から地下鉄まで20分は歩いたが、今はシェア自転車があり5分だけで移動できる。また三元橋までバドミントンに行くことがあるが、徒歩なら15分だが自転車なら数分だ」……
>>>「スキャンすればすぐに乗れ、乗り捨てOKで、自転車を盗まれる心配もない。料金も驚くほど低い」彼は当時をこう振り返る。しかし彼をもっと驚かせたのはその発展スピードである。「とても速い。数ヶ月の間に台数が大幅に増えた。ブランドが一気に増え、サービスも多様となり、優遇方式も各種登場。中には保証金が不要なところも出てきて、各社ともシェアを握るために力を振り絞っている」という……
>>>2017年、シェアエコノミーという言葉が中国で大流行している。では、中国生活をする外国人はこれをどう思っているのだろうか。彼らはシェア自転車とどのような出合いをしているのだろうか。北京で生活するロシア女性の話を聞いてみよう。 ロシア・ウラジオストック出身のタニアさんは、北京で教育関連の仕事をしている。中国生活は6年になる。取材に対しタニアさんは、シェア自転車が生活をより便利なものにしたと話す。「家から地下鉄まで、直通のバスがありません。歩いて15分くらいかかります。でも今では地下鉄までシェア自転車に乗って行けるので本当に便利です」……
>>>朱方緒さんは毎日片道30~40分かけて自転車で通勤している。彼女は、自転車で外出する最大のメリットは時間を把握しやすい点だと考えている。北京のラッシュ時の渋滞はひどく、バスや車での移動時間を具体的に計算することは難しい。一方、自転車シェアリングはどこでもレンタル、返却でき、自分が次に使う場所に停める必要もない……
>>>便利で効率の良い自転車シェアリングは中国人の交通手段を変えただけでなく、中国で生活する外国人にも影響を与えている。留学生のレティシアさんもその1人である。イタリア出身の23歳のレティシアさんは、2016年に中国に来たばかりの首都師範大学の大学院に通う交換留学生である。中国語教育を専攻している……
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