朱方緒さんは毎日片道30~40分かけて自転車で通勤している。彼女は、自転車で外出する最大のメリットは時間を把握しやすい点だと考えている。北京のラッシュ時の渋滞はひどく、バスや車での移動時間を具体的に計算することは難しい。一方、自転車シェアリングはどこでもレンタル、返却でき、自分が次に使う場所に停める必要もない……
自転車シェアリングは中国で最もホットな話題の1つである。中国で最初に自転車シェアリングサービスを開始したofoは2015年に設立された。それから1年余りでこの業界は急速に発展した。今年3月、自転車シェアリング業に25社が参入し、ユーザー数は3000万人に達した。北京市内の出版社の編集者である朱方緒さんも自転車シェアリングのファンである。彼女は自転車シェアリングとシェアリングエコノミーに対する自身の見解を記者に語った。
BDRが発表した『2017年Q1中国自転車シェアリング市場研究報告』によると、2017年第1四半期、最初に市場に入ったofoと摩拝(Mobike)はトップの地位に立ち、市場シェアはそれぞれ51.9%と40.7%に達した。3位は小藍単車(ブルーゴーゴー)で、「優秀な新人」と言われている。
朱方緒さんの携帯電話には5つの自転車シェアリングのアプリが入っている。その中で最もよく使うのは小藍単車と摩拝だという。選ぶ基準について、彼女は「最初は価格面を考慮したが、使っているうちに、自転車のデザインと乗りやすさを重視するようになった」と話した。ofoの自転車は多いが、故障率が高く、彼女はofoを最初には選ばない。これも自転車シェアリングが直面する最大の問題の1つである。安全を保障するため、多くのユーザーが乗る前にサドル、ブレーキ、ペダルなどを確認する。