24歳の西田聡さんは日本からやって来た留学生だ。現在、北京語言大学大学院で中国語国際教育を専攻している。中国に来て5年目の彼は、ずっと北京で生活をしている。そのため北京なまりの流暢な中国語を話すだけでなく、北京の生活にも詳しい。
学校の宿舎に住む彼は活発な性格なので、毎週友人たちと集まる。記者の取材に対し西田さんは、「シェア自転車ができて、本当に便利になりました」と話す。北京に来てから、便利なので電気バイクを買った。しかしその後、後悔したという。なぜなら、シェア自転車が出現して以降、電気バイクはあまり使わなくなってしまったからだ。
シェア自転車は北京でたくさん置かれている。どこにでもあるので、スマホで軽くスキャンするだけでいつでも使うことができ、とても便利なのだ。シェア自転車は日本では珍しい部類に属する。「私が見た新聞記事によると、Mobikeが福岡と札幌に進出する計画があるそうです」。しかし西田さんは、日本でシェア自転車が普及するとは考えていない。「なぜなら国情が違いますから」。シェア自転車の最大の利便性は、いつでもどこでも自転車が置かれていることだ。しかし日本では、厳格な交通法規によって自転車の駐輪場所が決められており、さらにはスマホ決済もそれほど普及していない。