日本人留学生が見た中国:新しいものの普及速度に驚愕

日本人留学生が見た中国:新しいものの普及速度に驚愕。 学校の宿舎に住む彼は活発な性格なので、毎週友人たちと集まる。記者の取材に対し西田さんは、「シェア自転車ができて、本当に便利になりました」と話す。北京に来てから、便利なので電気バイクを買った。しかしその後、後悔したという。なぜなら、シェア自転車が出現して以降、電気バイクはあまり使わなくなってしまったからだ&……

タグ: 日本人留学生 シェア自転車

発信時間: 2017-07-13 14:11:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

シェア自転車が中国で急速に普及したことについて、西田さん独自の観点がある。彼によると、まず市場の活力がある。市場競争が十分に発揮されているのだ。「中国には1つの特徴があります。一旦新しいものが出現し、みんながそれを認め、愛するようになると、すぐに多くの企業がマネをして参入することです」。また、国民的な性格も関係している。西田さんから見ると、中国の友だちは新しいものに対する受容度が高いが、それに比べて日本はやや保守的である。現在の日本では、30%近い人がガラケーを使っている。絶対多数の日本人が日常生活で現金での支払いに慣れ切っている。 

現在、シェア自転車が普及する過程でいくつかの問題が明らかになっているが、それについても西田さんは自分なりの考えがある。まず、最初に登録する際、銀行口座やパスポート番号、携帯番号などの個人情報を入力するが、それが流出するリスクを心配する。「もし企業が経営危機に陥ったら、デポジットは回収できるのでしょうか」。西田さんにはそのような心配がある。また、自転車の廃棄や修理、回収についても自分の考えがある。「山のように積まれた廃棄自転車を見ると、ちょっと心配です」。これら廃棄自転車がもし直接廃棄されれば、逆に大きな資源の浪費になってしまいかねない。その意味で、中国の企業は日本のゴミ回収と再利用の経験を鑑にし、資源を大切に利用すべきだと西田さんは提案する。 

シェア自転車が生活の一部になっているだけでなく、デリバリーサービスも彼の日常生活に溶け込んでいる。日本でデリバリーサービスを行っているのは一部のピザ店だけだと言う。「中国だと、基本的に食べたいものは何でも家まで届けてくれる。本当に便利です」。西田さんは現在、週に1度デリバリーサービスを使っている。「シェアエコノミーは私たちの生活を変えました。人々に大きな利便性をもたらしています」。西田さんによると、これは中国市場の大きな活力と無関係ではないという。いいものであれば新しいものも急速に受容する中国を見た西田さんは、驚きを隠せない。「しかし私たちは、スマホを使えない人々のことも忘れてはなりません」。どんどん便利になる現在、考えるべきは、このような人々の利益をどう守るかということだと、西田さんは話す。

 

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