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開催まで後一年――北京五輪関連施設建設の状況は?

資金調達、合理的な支出

王副主席は「現在のところ、BOCの市場開発で五輪の運営資金を賄うことはできる」と強調した。

さらに「実需に基づいて、申請時に提出した予算金額を調整した。市場開発は著しい成果を上げたが、従来通り節約型五輪の方針を貫き、一銭たりとも不必要なところには使用しない」と述べ、開催支出が04年のアテネ五輪を超えることはないとの考えを示した。

コストを節約(また安全性を考慮して)するため、BOCは最終的にメイン会場に位置しない、外観が鳥の巣に似た国家体育場に開閉可能な屋根を設置して、開幕式をすることを決定したが、雨が降った場合はどうするのか。これについて関係者は「心配する必要はない。現在考慮中で、解決策にすでに着手した」と話している。

施設建設は間もなく終了

実際、競技施設は設計と構造上、気象の要素が十分考慮されている。

6月30日、開閉幕式と陸上、サッカーが行われる「鳥の巣」国家体育場に電気が通じた。同時に、コンクリート・鉄筋構造の主体工事もほぼ完了し、観客席も据え付けが終わり、現在は内装工事の段階だ。「鳥の巣」の室内設計に当たっては、世界の著名な建築物を参考にしているが、そこにも中国の特色が自然に織り込まれている。

北京五輪のシンボルとなる競技場は来年3月末の完成予定。最も早く完成した豊台野球場は昨年に化粧直しを終えており、第11回世界女子ソフトボール選手権が開かれている。

五輪のシンボルとなる国家水泳センターも一部、内部設備の設置を終了。北京射撃場や老山自転車競技場、国家体育館、農業大学体育館、北京大学体育館、北京工業大学体育館、北京科学技術体育館、順義県オリンピック水上公園などの施設の改修もほぼ終わった。工人体育場や工人体育館などの拡張・修築工事も間もなく終わる。

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