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100年以上の歴史を持つ滇茶の交易市場――大理古城

下関沱茶

下関茶工場が生産したプーアル沱茶

 翌日は下関茶工場を見学した。生産現場にはもうもうと湯気が立ちのぼり、従業員はそれぞれの職場で、機械のように手中の仕事を延々繰り返している。工場長の羅乃キンさんがひととおり工場の状況を紹介してくれたあと、下関沱茶にまつわる話を語ってくれた。

同工場が生産した「七子餅茶」

 下関沱茶はプーアル緊圧茶に属し、明代の謝肇浙の記した『テン略』に「士庶の所用するは、みな普茶なり、蒸して之を丸める」といった記載があり、早くからプーアル団茶の生産が始まっていたことがわかる。下関沱茶を創始した厳子珍は、大理喜洲の四大商幇(貿易グループ)のリーダーであった。彼は商人の彭永昌、楊鴻春と共同出資して屋号「永昌祥」を創設し、明代の「プーアル団茶」と清代の「女児茶」の伝統的な技術をもとに、1902年に下関プーアル緊圧茶を作り出した。

考察車列が大理ペー族自治州に入る。

 この茶は売り出されるとたちまち雲南、四川、チベットなどで販路を開いた。特に四川省の沱江流域では人気が高かった。沱茶は碗形の塊で、中国北方家庭に見られるトウモロコシの粉で作られた「窩頭」に似ている。そして沱江の水で茶をいれると、その色と味がよりいっそう香ばしくなり、沱江地区の人々に深く愛された。現地の人々は下関のプーアル緊圧茶を「下関沱茶」という雅称で呼び、その美名が今に至るまで伝わっている。

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