中国電信市場の巨大なポテンシャル及び電信業の再編がもたらす多くのチャンスは、数多くの外資系電信企業を強く引き付けている。
先般、イギリスの大手モバイル企業ボーダフォンのアルン・サリンCEOは、「ボーダフォンは中国政府が主導する電信業の再編を契機として、中国における影響力をさらに拡大することを目指している。ボーダフォンが当初30億ドルで買い取ったチャイナモバイルの3.3%の株式は、現在の時価総額が130億ドルにのぼるに至っている。これはボーダフォンにとっての非常によい元手である」、と語った。
これは偶然のことではない。ボーダフォンが中国電信業の再編に興味を示す前に、スペインの電信企業スペインテレフォニカは実質的な行動を取り、チャイナネットコムの株式5%を買い取っており、今年年末にさらに10%に増やすと見られている。
また、今年7月初めに、韓国SKも10億ドルでチャイナユニコムの株式を購入し、当時においては「中国電信企業と外資企業との最も密接な協力」と言われた。
専門家の分析によると、外資系企業が中国大陸部の電信企業の株式を大量に購入することは、まもなく到来する3Gの時代に照準を当てているからである。中国電信業の再編はまだ序の口であるので、その再編の拡大に伴い、チャイナネットコムの戦略的株主のスペインテレフォニカも、韓国SKも、中国の電信産業でさらに大きなメリットを手にするに違いない。
「チャイナネット」2007年11月20日 |