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小口外貨預金不人気の原因 |
発信時間: 2007-11-23 | チャイナネット |
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金利差と人民元高で外貨離れ 国内投資家の間で小口外貨預金はもはや忘れられた存在になりつつある。 中国証券報によると、同じ1年定期預金で比較した場合、米ドル建て預金の金利は3%で、2005年末から据え置かれたままだ。これに対し、人民元建て預金の金利は3.87%で、金利差は0.87%に達する。さらに、人民元高の進行を考えると、外貨預金は賢い選択肢とは言えなくなった。 中国における外貨預金残高は減少を続けている。10月末現在の外貨預金残高は約524億ドルで、年初に比べ98億ドル減少した。このうち、定期預金は87億ドル減少した。一方で、人民元高と金利差を追い風に、外貨建て融資は増加を続けている。10月末現在の外貨建て融資残高は前年同期比31.15%、年初来430億ドル増加した。 ある商業銀行の資金部経理は、「現在多くの銀行で外貨の預貸比率が拡大している。こうした状況では、速やかに小口外貨預金の金利を引き上げることが必要だ」と指摘した。 |
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