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小口外貨預金不人気の原因
発信時間: 2007-11-23 | チャイナネット

外貨金利緩和は既定路線

小口外貨預金の金利の規制緩和は中国における金利自由化における既定路線だ。中国における金利自由化の考え方は、外貨の後に人民元、融資の後に預金、長期、大口の次に短期、小口という段階的なものだ。2000年9月21日に中国人民銀行(中央銀行)は外貨建て貸出金利と大口外貨預金金利を自由化した。この結果、200万ドルかそれに相当する外貨の預金金利は金融機関が顧客と協議の上で決定できるようになった。03年には小口外貨預金金利の下限が撤廃され、1年後には1年を超える小口預金金利の管理を撤廃した。現在は外貨建て1年定期預金だけが管理下にある。小額外貨預金に対する金利規制が撤廃されれば、外貨建ての預金、融資とも金利が完全に自由化されることになる。

専門家は、国民の外貨建て預金残高が相対的に小さい状況下で、中央銀行が外貨建て預金金利に対する管理を撤廃すれば、外貨預金の回流を促す意味合いより金利自由化改革の進展ぶりを示す意味合いのほうが大きいと指摘する。商業銀行の金利決定における自主権が拡大すれば、金利を競争ツールとして使えるようになり、将来的な人民元建て預金金利の自由化に向けた貴重な経験となる。また、年初来、中央銀行による金利自由化は大きく進展した。市場システム下における金利の生かし方、商業銀行における金利リスク回避システムの準備などを進めた上で、小口外貨預金の金利管理を撤廃することは理にかなっている。

「人民網日本語版」より2007年11月22日

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