ホーム>>経済>>視点
小口外貨預金不人気の原因
発信時間: 2007-11-23 | チャイナネット

外貨預金の金利規制撤廃を

人民元の先高感が強まる中、小口外貨預金の金利を引き上げても、強まる外貨処分圧力に対する実質的な緩和にはつながらない。また、小口外貨預金の金利上げ幅も人民元高の進行速度には追い付かない。つまり、たとえ外貨預金金利を引き上げても、外貨預金減少に歯止めはかからないことになる。

さらに、外貨建て貸出金利は既に完全に自由化されている。銀行は国際金融市場における金利変動と資金コスト、リスクなどの要素に応じ、貸出金利を自主的に決定できる。しかし、小口外貨預金の金利上限は依然管理下にある。人民元建ての金利が上昇を続け、金利水準が逆転した状況下でも、銀行は受け身の対応しかできない。業界関係者は、小口外貨預金の金利の上限規制を緩和すれば、銀行の外貨建て資産、外貨建て負債の管理や流動性リスク軽減に役立つと指摘する。

     1  2   3    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 日本の対中ODA、中国の経済発展に貢献

· 円キャリートレード、中国の過剰流動性を増す

· 「世界経済の鈍化、中国への影響は小」人民銀総裁

· 証監会:大企業の上場には5つの課題

· 銀監会、「国内商業銀行貸付業務の凍結」を否定