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中国の経済成長、09年に転換点か 専門家予測
発信時間: 2007-11-27 | チャイナネット

経済学者の王小広氏はこのほど次のように述べた。2007年は新たな経済成長周期に突入して以来、経済が最も「熱く」なった年で、通年の国内総生産(GDP)成長率は11.5%前後、消費者物価指数(CPI)成長率は4.3%前後に達し、目標値をやや上回る見込みだ。しかしインフレ圧力は大きくない。08年のGDP成長率は引き続き11%を維持する見込みだが、輸出の伸びの鈍化といった不確定な状況が出現する可能性がある。09年は経済成長の折り返し点、あるいは中期の調整期になる見込みだ。

王氏は「経済の周期的曲がり角がますます近づいており、これが重化学工業(金属工業と機械製造業からなる重工業と化学工業)の発展に大きな影響を与えるとみられる」と話す。王氏の説明によると、中国経済が周期的な調整期に入り、そこに世界経済の調整が重なれば非常に大きな影響をもたらす。特に投資の伸びの大幅な鈍化、消費の減退、生産能力の過剰、不動産の中期的不振、重化学工業の調整といった問題が生じる可能性がある。「中国証券報」が伝えた。

「人民網日本語版」2007年11月27日

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