EU委員会消費者保護担当のメグレナ・クネヴァ委員が先般、中国のEU向け輸出玩具など製品安全の面で大きな進展が見られると語った。

メグレナ・クネヴァ委員はその中で、中国は最近、製品の安全の面における法律執行の徹底に力を入れており、とりわけ、EUとの間での製品安全監視メカニズムにおける協力で大きな努力を払ったと中国の製品安全面の取り組みを評価している。

EUは製品安全問題を高度に重視しており、引き続き中国との協力を強化し、中国の現在の製品安全に関する監督・管理メカニズムについて検討し、さらに協力が可能な分野を決めるとしている。

メグレナ・クネヴァ委員はさらに、「EUは中国の製品安全監視システムの構築にサポートを提供したい」、「消費者保護は保護貿易主義の口実となってはならない」と語った。

中国政府はEUが2007年7月～9月に通達した184の不合格製品案件について全面的な調査を行い、そのうちの訴追・確認可能な43%の案件について是正措置を取った。

中国は、製品の品質の向上は国際社会の共通の責任であるという原則に基づき、EUや米国の関係部門と野間で玩具安全分野の国際協力を展開している。今年7月、クネヴァ委員が訪中し、中国品質検査総局の李長江局長との間で、中国の輸出玩具管理をめぐって共通認識に達した。双方は一連の作業を通して、不合格案件への調査・処理を行うと同時に、共同で不合格案件の発生を防ぐための措置を取った。

今年8月から、中国政府は製品の品質と食品の安全に関する特別整頓キャンペーンを実施している。このキャンペーンを通じて、輸出玩具メーカーへに対する全面的な調査が行われ、1074の玩具メーカーの輸出資格が停止または取り消された。

「チャイナネット」2007年11月26日