ホーム>>経済>>視点 |
中央経済工作会議からみた来年の経済動向 |
発信時間: 2007-12-10 | チャイナネット |
|
北京で開かれていた中央経済工作会議が5日、閉幕した。現在中国経済は社会発展とマクロ調整における重要な段階にあり、会議が採択した来年の経済政策の基本方針と主要任務は注目を集めた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 中央経済工作会議の精神から、来年の中国の発展を把握しようとすれば、「穏」「好」「活」という3文字が新たな動向を端的に示している。 「穏」:景気過熱とインフレを防ぎ、安定の中で前進を 経済という列車が高速で走れば走るほど、「穏」という文字が重要となる。 今年も含めると、中国経済は5年連続で10%以上の高成長となる見通しだ。しかし、経済活動のなかで長期的に積み上げられた問題点は根本的な解決を見ておらず、インフレ圧力の増大など新たな問題も出現している。中央経済工作会議は、来年の経済政策について、安定の中で前進を目指す姿勢を堅持し、経済が穏やかながらもスピードある発展を維持できるようにしていくとした。 来年の経済政策の課題を見ると、「急速な経済成長が過熱に転じることや、物価が構造的上昇からインフレに転じることを防止する」「投資が再び急増することを防止する」「新たなプロジェクトの着工を厳格にコントロールする」など、「防止」という単語が繰り返し登場するなか、「コントロール」とか「抑制」という言葉も目立つ。 中国経済が直面するリスク、不健全、不安定な要素に対し、中央政府はマクロ調整、予防的措置と抑制により安定の中での前進を確保していく方針を固めた。 |
|