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中央経済工作会議からみた来年の経済動向
発信時間: 2007-12-10 | チャイナネット

「好」:経済発展方式の転換

これまで「良好かつ急速」な経済発展を目指してきたのと比較して、来年の経済工作では「好(良好)」という字がさらに目立っている。中央経済工作会議は「好」という字を優先させることを明確に打ち出した。

経済発展の質と効果を高めることは、科学的発展の基本的要求だ。「好」という字を優先するということは、来年の経済運営では発展方式を転換し、協調性の強化に努力することを意味する。特にエネルギー資源の節約と環境保護を重視し、産業構造のレベルアップを進め、対外貿易方式の転換を急ぐことだ。

エネルギー節約と温室ガスなどの排出削減の目標達成度は、経済発展方式の転換が進んでいるかどうかを判断する重要な基準となる。中央経済工作会議は、来年は第11次5カ年計画(2006-10年)に示されたエネルギー節約と排出削減の目標を達成する上で重要な1年になると指摘。その上で、エネルギー節約と排出削減で大きな成果が上がるように努力していくべきとした。

「好」という字を優先するには、バランスの取れた持続的発展を成し遂げる必要がある。農業の土台としての地位を高め、地域間でバランスが取れた発展を促し、輸出入商品の構成を改善し、国際収支バランスを維持していくなど、中央経済工作会議はさまざまな方面で細かな措置を打ち出した。

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