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省エネ・汚染物質排出削減対策が進展
発信時間: 2007-12-12 | チャイナネット

遅れた生産能力の淘汰については、これまでに各種の小規模炭坑約9千カ所を閉鎖し、セメント産業では約8千万トンの生産能力を淘汰した。鉄鋼業界では100立方メートル以下の小型高炉と15トン以下の小型転炉を基本的に淘汰したほか、自焼成槽による電解アルミの生産能力をすべて淘汰した。今年10月末現在、小規模火力発電ユニット約1千万キロワットが閉鎖され、年間目標を前倒しで実現した。

省エネ・汚染物質排出削減対策が実質的な成果を上げている。第一に、中央政府から地方政府に至る各レベル指導者の高い関心を呼び起こした。第二に、目標責任が設定・実施され、省エネ・汚染物質排出削減対策の実質的な成果が確保されるようになった。第三に、産業構造の調整・最適化も省エネ・汚染物質排出削減対策を実現する重要な要因となっている。2006年に国は鉄鋼、セメント、電解アルミ、鉄合金、コークスなど13業界の構造調整に関する指導意見を発表し、エネルギー消費や資源の総合的利用をめぐる市場参入基準を厳格化し、引き上げた。第四に、省エネプロジェクトの実施に力を入れ、技術の進歩を通じて省エネ・汚染物質排出削減の取り組みを強化した。06年に国は国債資金6億8千万元を投入して、重点省エネプロジェクト111件を支援し、107億元の社会投資を募り、約1千万トン(標準石炭)相当の省エネを達成した。今年は重点プロジェクト約700件を支援し、さらに約3千万トン相当の省エネを達成する見込みだ。

「人民網日本語版」2007年12月11日

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