中国証券監督管理委員会(証監会)の報道官は11日、証券会社の総合的整備作業がすでに完了したため、規定条件に適った国内証券会社による合弁証券会社設立の審査・認可を再開すると発表した。証券会社の総合的整備が行われていた間、証監会では証券会社の新設認可を一時停止していたため、合弁証券会社の認可作業も同時に停止されていた。「新華網」が伝えた。
証監会では現在、証券会社の対外開放に関連する規則の修正を急ピッチで進めている。新たに制定される規則は、証券会社に出資する海外の株主に対する条件をいっそう緩和するもので、規定条件に適った国内証券会社が合弁会社を設立することを許すだけでなく、合弁証券会社が業務範囲を逐次拡大していくための条件とプロセスを明確化するものとなる。これらの規則はまもなく公布・施行される予定だ。
報道官によると、証監会はこれからも関連規則と政策措置の改善にたゆみない努力を続け、国家の金融の安全性を維持するという前提のもとで、積極的かつ確実に証券会社の対外開放を推進し、資本市場の良質かつ急速な発展を促していく構えだ。証券業の対外開放は中国の資本市場を改革・発展させていくための既定目標に符合するものだ。
「人民網日本語版」2007年12月12日 |