広東省の第11期人民代表大会第1回会議がこのほど広州市で開催され、黄華華省長が省政府を代表して「政府活動報告」を行った。黄省長は報告の中で、同省の経済総量がシンガポールと香港に続き、台湾をも超えたことを明らかにした。「南方日報」が伝えた。
平均4千ドル超
報告によると、広東省の国内総生産(GDP)は2002年の1兆3502億元から07年は3兆606億元に増加し、5年間の平均増加率は14.5%に達した。07年の前年比増加率も14.5%だった。全国GDPに占める割合は02年の9分の1から07年は8分の1に上昇し、一人当たり平均GDPは4千ドルを超えた。
06年、同省のGDP1万元当たり(単位GDP)のエネルギー消費量は全国平均の63.9%にとどまり、省エネの面で全国の2位を占めた。工業付加価値額1万元当たり(単位工業付加価値額)のエネルギー消費量は同41.1%にとどまり、省エネの面で全国のトップに立った。07年も消費量は引き続き減少し、二酸化硫黄の排出量と化学的酸素要求量(COD)も2年連続で減少した。
広東省と珠江デルタ地域の環境保護プランが全面的に実施され、汚染対策、環境整備、珠江の総合的整備工事などが効果的に進められたほか、都市部の生活排水の集中処理率は50%、ゴミの無害化処理率は60%に引き上げられた。
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