国家発展改革委員会経済運行局の朱宏任副局長は28日、「エネルギー、原材料等の一部の価格は上昇を続けており、企業の生産経営における外部環境は楽観視できない」と述べた。新華網が伝えた。
朱宏任副局長は、国家発展改革委員会が主催した2007年経済運行に関する記者会見で、「国内需要の高まりと国際市場におけるエネルギー、原材料の価格上昇などの原因により、流通段階の生産財価格は急速に上昇している。改革および省エネ・排気ガス減少政策の推進により、資源、環境コストや土地、労働力の価値はみな上昇している。これらは科学発展の実現に不可欠なものだが、企業の生産コストの増加を推し進める原因となる。また、世界経済の減速はさらに顕著になり、貿易摩擦も多くなっていく」と述べている。
朱宏任副局長によると、近年基礎的な原材料業界への投資による生産量の増加は、2008年には顕在化し、市場競争が激しくなるだろう。もし企業は、適時に調整策を取らず、革新的で、省エネ・排気ガス減少に効果のある、付加価値の高い製品を自主開発し、また企業管理を推し進めなければ、今年の生産経営の面でもっと厳しい圧力にさらされるだろう。
「人民網日本語版」2008年1月29日 |