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中国銀行、1月のCPI上昇率を7.6%と予測
発信時間: 2008-02-01 | チャイナネット

中国銀行グロバール金融市場研究部が先月30日発表した報告によると、新年の訪れや春節(旧正月)などの要因や広範囲に及ぶ大雪の影響を受けて、今年1月には食品類価格の上昇が加速した。同月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比7.6%上昇する見込みだ。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。

報告によると、今回の価格上昇は季節や天候といった要因によるもので、長期的なインフレ傾向から段階的な価格低下へと向かう局面を変えることは難しい。国家発展改革委員会のまとめた報告によると、ブタ飼育の利益率は40%に迫り、農民はますますブタ飼育に積極的で、ブタ肉価格は6月までには安定するものと期待される。しかしブタ飼育コストの大半を占める飼料穀物の価格は現在前月比3%前後で上昇しており、ブタ肉価格の絶対的水準が短期的に大幅に下落することはありえないと考えられる。食品類の消費者物価は年の中程に安定に向かう見込みだ。報告によると、インフレ観測を抑制するために、中国人民銀行(中央銀行)は上半期にあと2回金利を引き上げる予定で、次の引き上げは2月に行われる見込みだ。

「人民網日本語版」2008年2月1日

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