国家統計局が19日発表した最新の統計によると、春節(旧正月)連休や大雪災害などの影響を受けて、今年1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.1%上昇し、上昇率は1996年12月に7%を突破して以来、11年ぶりに新記録を更新した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
▽CPI上昇に3つの要因
2007年5月以来、食品価格、特にブタ肉価格の急上昇を受けて、国内では物価上昇圧力が絶えず高まり、月間CPI上昇率も高水準で推移した。昨年11月の上昇率は6.9%に達し、同年で最高の上昇率となった。昨年全体の上昇率は4.8%で前年比3.3ポイント上昇し、1997年以来の最高を記録した。
国家統計局の姚景源チーフアナリストの分析によると、今年1月にCPIが大幅上昇した背景には3つの要因がある。第一に春節(旧正月)だ。過去の例をみると、春節前には食品類価格が上昇する。今年の春節は新暦2月7日だったため、価格への影響は1月に集中的に現れた。第二に1月に発生した近年まれにみる大雪・大雨・氷結災害だ。第三に比較のベースとなる昨年1月のCPI上昇率の低さだ。昨年1月のCPI上昇率はわずか2.2%だった。こうしたさまざまな要因が重なって、1月のCPI上昇率が新記録を達成した。
「人民網日本語版」2008年2月20日 |