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消費が経済の主役に 
発信時間: 2008-02-25 | チャイナネット

2007年、中国の国内総生産(GDP)成長率は11.4%だった。うち消費の貢献度は4.4%、投資は4.3%、輸出は2.7%で、消費がここ数年で初めて投資を抜いた。ここから経済発展に対する消費の牽引力が強まっていることがわかる。

消費の伸びは、ここ数年来の経済成長モデルの転換と内需の継続的拡大の結果であり、国民の所得の継続的増加の結果であり、また消費環境の継続的改善、消費構造の継続的改善、消費意欲の目立った上昇の結果でもある。このほか昨年来の物価の持続的上昇、特に不動産価格の大幅上昇も消費額の伸びをもたらした。

データの変化は身近な変化として現れている。ある統計によると、03~07年の5年間に就業者数は増加を続け、累計就業者数は5100万人に上り、年平均増加数は1千万人を超えた。就業者の増加は所得の伸びを直接結びついた。過去5年間、都市部住民の物価上昇要因を考慮した実質可処分所得の年平均増加率は9.8%に上り、農村部住民の収入の年平均増加率は6.8%に達した。収入が伸びれば手元の現金が増え、消費に回る金額が大きくなるのは自然なことだ。もうひとつ見過ごせない要因は、昨年の株式市場の発展と投資商品の増加で、個人株主やファンドへの投資家は十分なリターンを手にした。これにより利子や配当などの財産性収入が増え、消費能力が大幅に向上した。

中国の社会保障レベルの継続的向上が、人々の消費への信頼感を大幅に引き上げた。昨年は消費者物価指数(CPI)上昇率は4.8%だったが、国家統計局が発表した年末時点での消費者信頼感指数は依然96.9%という高水準にとどまった。このことは人々が消費に期待し、消費意欲が強いことを示しており、今後の展望をめぐる懸念を大幅に軽減してくれる。

07年の消費をめぐる話題の中心は、オンラインショッピングなどの新しい消費スタイルが消費を新たな段階に引き上げたことだった。ある統計によると、昨年の中国のオンラインショッピング市場の売上高は594億元に達して前年比90.4%増加し、利用者一人当たりの平均購入額は初めて1千元を超えた。うち淘宝網の取引額は433億元に達しており、国内の三大外資系スーパーマーケットの中国での売上高の合計に迫った(ウオルマート150億元、カルフール248億元、ロータス135億元)。新たな消費スタイルが広く認知され、消費の伸びを大幅に牽引している。

「人民網日本語版」2008年2月25日

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