国家統計局の許憲春・副局長は先ごろ、2003年から始まった今回の経済成長周期は「徐々に開始し、均等に加速し、緩やかに減速し、ソフトランディングする」もので、「2007年のGDP増加はこの周期のピークになると考える根拠がある」と述べた。「中国証券報道」が伝えた。
「中国マクロ経済予測春季年会」で許副局長は、今年の米国、ユーロ地域、日本の経済成長はペースダウンすると見られ、中国の輸出成長は低下し、輸出業界の投資ニーズが低下するだろうと述べた。
許副局長によると、2007年の都市・農村住民の収入の急速な増加、政府による低収入層の収入水準の向上、オリンピック関連の経済効果、消費刺激政策、災害救助部門というニーズを牽引する5つの要素の影響を受けて、2008年の中国の消費ニーズは引き続き急速な成長を保つと見られる。投資の観点から見ると、今年は政府交代の年にあたること、昨年新しく開始されたプロジェクトの反動による停滞効果、災害後の復興などが加わって、投資は比較的大きな成長を続ける見通しだ。しかし通貨引き締め政策や輸出関税の調整、人民元値上がりなどはニーズを抑制する可能性もある。
「人民網日本語版」2008年2月25日 |