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経済学者の「両大会」への期待
発信時間: 2008-03-03 | チャイナネット

▽内需拡大が改革のカギ

清華大学中国経済研究センターの魏傑主任は当今の経済発展の焦点をめぐり、「中国は後退できない。いかにして継続的に進んでいくかという問題を検討しなければならない」と述べた。

魏氏は、両会で昨年秋に行われた中国共産党第17回全国代表大会(十七大)の報告をどのように理解し、どのように実践していくかに最も注目するという。

魏氏の分析によると、十七大報告では、今後の中国経済には2つのバランスが必要だとの見方が示された。一つは国内経済のバランス、もう一つは国際収支のバランスだ。2つのバランス実現のカギは、経済成長を牽引する輸出・投資・消費の3要素の順番を、消費・投資・輸出に並べかえることができるかどうかにある。これは重大な戦略調整であり根本的な転換でもあり、調整が成功すれば、現在の資金の過剰な流動性、インフレ、資産価格といった問題はすべて流れるように解決するという。

だがこれには少なくとも5年の時間が必要だ。今後5年に、多くの中国企業が安価な製品の輸出から国内市場の開拓へとシフトチェンジしなければならなくなる。輸出企業の転換は内需拡大に向けた戦略的調整に並行して行われるものだ。輸出・投資・消費から消費・投資・輸出への並べ替えは一見簡単なことのようだが、今後の政府の経済改革の中心であり課題でもある。内需拡大が改革のカギだ。

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