中国で持続可能な発展を模索
中国に進出して20年になるプロクター・アンド・ギャンブル社(P&G)は、中国の社会・経済の驚天動地の移り変わりを目の当たりにしてきた。同社の対外関係部門の呉海曼高級経理(高級マネージャー)は「P&Gは2007年末、天津市西青区の工場に9900万ドルを再増資した。遠くない将来、同工場はP&Gのアジア地区最大の生産拠点の一つになる」と述べ、中国の今後の発展に信頼感を抱いていると述べた。
P&Gと同様、マイクロソフトやBMWなどの多国籍企業も引き続き中国での市場固めをはかっている。これと同時に、中国の外資導入は新たな段階に突入し、外資ニーズが量中心から質中心へと転換しつつある。今後は無計画な導入は影を潜め、環境をはじめとする参入のハードルが高くなる見込みで、ここから中国の経済発展モデルの転換も予測される。
A.T.カーニーのまとめた報告によると、外資系企業の53%は環境保護や省エネに配慮した措置、製品、技術にすでに着手している。
中国は環境や資源の面で努力している。化学企業BASFの中国法人・巴斯夫株式有限公司の賀斌傑・執行董事会主席は「中国はこれからの20年間、持続的な発展を維持できる」と断言する。
「人民網日本語版」より2008年3月27日
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