第5、生態環境の保護について、引き続きメコン川流域環境協力を強化し、「生物多様性保護回廊」プロジェクトを効率的に進める。そしてこれを枠組みとして、生態回復と貧困扶助、森林生態システムと生物多様性保護などに関する協力を展開する。中国は三江源国家級自然保護区の生態系保護と建設プロジェクトを強化し、メコン川の源泉を保護して、下流地域の国の利益に配慮する。
第6、ヒューマンリソース開発について、中国は今後3年間に、メコン川流域経済協力の枠組みに基づいて各国に提供している育成訓練の参加人数を倍の1000人に増す。そして2008年にメコン川流域関係国への中国政府奨学金枠を200人増やす。
第7、非政府の力の協力参加の奨励について、政府と商工業界間のパートナー関係を強化し、商工業界の意見を十分に聴取する。そして首脳と商工業界との対話会議を、毎回の首脳会議にセッティングすることを提案する。各国の若者により多くの交流の機会を提供するため、中国側は引き続き「瀾滄江-メコン川青年友好交流プロジェクト」を実施し、このプロジェクトをメコン川流域経済協力の枠組みに組み入れる。
第8、融資ルートの拡充について、アジア開発銀行が一層、積極的でけん引的な役割を果たし、協力パートナーに資金面の支持の強化を呼びかけ、より多くの国と国際組織を協力パートナーとして迎え入れて、次の段階の協力に強力な資金面の支持を提供するよう期待している。中国側は引き続きメコン川流域の協力をできる限りサポートし、各国と共に絶えず新しい融資モデルを模索したい。
「チャイナネット」2008年4月1日
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