「人民日報」が調査したところ、回答者の7割以上がネットショッピングを選ぶ理由として、商品の豊富さ、選択肢の幅広さ、簡便さ、品物の安さ・品質の確かさ、商店に行かずに済み時間を節約できることなどを挙げた。
北京のような大都市では、商店を歩き回ることには確かに「コスト」がかかる。ゆっくり見て回ろうと思えば丸一日かかり、交通費もばかにならない。昼食代や時には夕食代もかかる上、歩き回った疲れでくたくたになり、中小都市でのぶらぶら歩きとは比較にならない時間と気力を消耗する。
若年層の間ではネットで商品だけでなくサービスも購入するという人が増えている。ある調査によると、若年層がネットで最もよく利用するのは書籍、音響映像製品、ファッション製品などの購入で利用者の84.4%に上り、次によく利用するのは各種料金支払いサービスで32.6%に上った。
あるネット利用者は「ネット銀行に口座を作り、対応するプリペイドカードをもつようになってから、長らく列に並んで料金を支払うということをしていない」と話す。淘宝網のまとめた統計によると、2006年に最も急速に売上が伸びたのは携帯電話のプリペイドカード関連商品だった。もう一つ目立って上昇したのは、ネットショッピングに対する顧客の信頼感だ。ある調査によると、回答者の69.3%がネットショッピングに際して個人の出店か企業の出店かを気にしないと回答し、企業が直接運営する店舗から商品を購入したいとした人は21.7%にとどまった。個人の店舗がよいとした人は9.0%だった。
「人民網日本語版」2008年4月1日 |