北京で2日に発表された「中国メディア青書」では、07年の中国の映画市場が世界のトップ10に迫り、興行収入の増加率は5年連続で世界一を記録したことが指摘された。中国の映画市場が世界トップ10入りする日は近い。「中国新聞網」が伝えた。
この報告書は、清華大学メディア経営・管理研究センターがメディア専門家と共同で編集したもの。過去4年連続で出版されてきた。
報告書によると、中国では映画館がさかんに建設されている。スクリーン数は昨年、1日1.5スクリーンの速さで増加し、年間増加率はここ4年で最高の17%となった。統計によると、ここ数年の中国の映画興行収入増加は主に映画館の新設によるもの。高級映画館の発展もめざましく、民間資本と海外資本が映画館の建設と改修を支える主力となっている。
映画興行市場で見ると、映画チケットの小幅な値下がりを受け、07年の中国の映画鑑賞者数は前年から3割以上増加し、のべ1億人を突破した。映画興行収入は年間33億元を超え、世界の1.3%を占めるようになり、世界トップ10に近付いている。興行収入の増加率は5年連続で世界一となり、同じ新興市場であるロシアを上回っている。
「人民網日本語版」2008年4月3日 |