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痛みを伴う中国の企業改革
発信時間: 2008-04-16 | チャイナネット

再就職者に優遇政策

 

レイオフされた労働者は求人会で新たな職を探した
1990年代の末ごろ、中国の社会保障システムはまだ整っていなかった。多くの人が十分な補償金をもらえず、失業保険金もすぐに手に入らなかった。こうした問題を解決するため、2002年から中国は、一連の政策を次々と打ち出し、レイオフされた労働者がなるべく早く再就職できるようにした。

 

例えば、殷さんの奥さんのように、レイオフされて個人で商売を始めた人に対しては、「再就職優遇証明書」を持っていれば、3年間、営業税と個人所得税を免除する。またサービス企業がレイオフされた労働者を一定の比率以上に雇用し、しかも3年以上の雇用契約を結んだ場合は、3年間、企業営業税と企業所得税が免除される。

 

中国の国有企業改革がますます進み、新しい技術や設備の導入に伴い、労働者に対する企業の要求も変わってきた。教育レベルが低く、主に重労働や単純作業に従事する労働者の需要が減る一方、学歴が高く、優れた学習能力を持っている労働者の需要は大幅に増加した。

この2年間に、高等職業技術学校を卒業した上級の技術労働者は引っ張りだこで、企業が提供する給料は、大都市のサラリーマンよりも高いことさえある。こうした現状を見て、工場に残った古い労働者たちも、困難を克服し、新しい変化に対応できるように努力せざるを得なくなった。 

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