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国家糧食局「穀物の備蓄は十分」価格安定に自信
発信時間: 2008-04-18 | チャイナネット

国家糧食局が17日発表した曽麗瑛副局長の談話によると、2008年の主要穀物類価格には上昇圧力がかかっているが、備蓄量は十分にあり、中国は市場価格の安定を維持する力があるという。中国新聞社が伝えた。

中国では消費者物価指数(CPI)の最大の構成要素は食品価格で、穀物価格もCPIの動きに影響する重要な要素だ。だが昨年以来、高止まりしているCPIがインフレ圧力を増大させている。

曽副局長によると、昨年来、世界的では穀物生産量が変動し、生産・需要のアンバランスが拡大し、備蓄量の減少や穀物価格の高騰などが起こっている。こうした動きと鮮明な対象をなすように、中国では4年連続で穀物生産が増加し、需給は基本的にバランスが取れ、備蓄量が引き続き増加しており、穀物価格上昇率は相対的に小さく、世界の穀物の安全確保にふさわしい貢献をしてきたといえる。連年の増産を受けて、中央政府の穀物備蓄規模は安定を保ち、備蓄の消費率は国際的な安全ラインをはるかに上回っている。

「人民網日本語版」2008年4月18日

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