第103回広州中国輸出商品交易会(広州交易会)第1期が、20日午後6時に閉幕した。第2期は今月25日から始まる。
広州交易会主催側のまとめによると、4月19日までに同交易会に参加したバイヤーの数は12万4785人で、前回の同期より小幅な伸びだった。今回の交易会では、分野や産業構造の違いにより、輸出企業の製品の売れ行きがますます明確になっている。
繊維や靴など在来業種の製品の人気が「真冬」を迎え、モデルチェンジが迫られている。これと同時に、今期交易会への出展製品は大幅に増え、いくつかのハイテク新興企業に人気があった。広州交易会の新たな課題は、如何にしてこのような新しい輸出勢力を育てあげるかである。
電子やIT展示エリアは閑散とし、東莞華康会社の展示ブース担当者の謝峰さんは、売れ行きは昨年より明らかに悪いと話す。「ベトナムでは同じ製品の価格が1ドル安いために、私たちの15%の値上げに対して多くの客が文句を言っている。取引額はわずかな伸びで、予想とはかなりかけ離れている。社長はベトナムへの工場移転まで考えているほどだ」と、人民元の上昇、鋼材の値上がりなどにより、コンピューターケースを生産しているこの民営企業にとっては大きな打撃だった。
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