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不動産価格、08年は鈍化傾向へ 
発信時間: 2008-04-28 | チャイナネット

中国社会科学院(社会科学アカデミー)が27日発表した2008年の「不動産青書」(「中国不動産発展報告No.5」)によると、中国の不動産価格は長年にわたって急速な伸びを示し、2007年も高水準にあったが、国の調整政策が効果を発揮したことを受けて、08年は前年に比べて伸びが大幅に鈍化する見込みという。

同青書は中国社会科学院都市発展・環境研究センターが作成したもので、社会科学文献出版社から出版された。

同青書によると、07年の不動産価格情勢では一部の都市での急速な上昇が目立った。また一部の都市では12月に前月比価格が初めて下降に転じた。08年は不動産に対する調整が一層強化され、リソースが低所得者向けの「保障性住宅」に集中することが予想される。このため青書は、国の調整政策が効果を発揮することにより、08年の不動産価格上昇幅は07年を大きく下回り、住宅ニーズが徐々に落ち着いて理性的になり、中国不動産市場の急激な価格上昇をくい止める要素が強化されていくとの予測を打ち出している。

「人民網日本語版」2008年4月28日

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