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四川大地震 経済損失は2000億元に上る可能性も
発信時間: 2008-05-22 | チャイナネット

2007年のデータでは、四川省の人口は全国の6.2%を占める8170万人で、1兆505.3億元のGDPは、全国GDPの4.3%を占める。範剣平氏は、第2四半期の四川省のサービス業、特に観光業への地震による打撃は大きく、全国のGDP成長にマイナスの影響を及ぼすと指摘する。

中信証券の諸建芳チーフ・コノミストは、被災地域のGDPは四川省全体の約50%、国全体の約2%を占めており、地震によって中国の年間GDP成長率を約0.2ポイント下げる可能性があるという見方を示した。また中銀国際はレポートの中で、地震は今年の中国のGDP成長率を0.4ポイントから0.7ポイント押し下げると予想している。

多くの機関や経済界の人たちは、今回の地震による経済損失は、1500億元から2000億元だと予測されている。専門家たちは、地震による経済損失は集計中であり、多くの被害についてはまだ具体的な額が公表されていないが、今までのデータから今回の大地震が中国経済全体にもたらした損失は軽視できないと指摘している。

「チャイナネット」2008年5月22日

 

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