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経済への影響を比較 四川ブン川大地震と阪神大震災 
発信時間: 2008-05-26 | チャイナネット

 阪神大震災によって深刻な経済的損失を被った日本経済だったが、実際には予想よりはるかに好調だったどころか、急速な回復を見せた。工業活動と消費者信頼度・支出ともに、地震発生後はいったん急に落ち込んだが、力強い再建ニーズに牽引され、再び急反発した。四半期データによると、地震によるマイナス影響の大きさを人々はほとんど認識していない。地震発生時の四半期GDP実質成長率は前四半期比1.2%増、前四半期の同比1.5%減から反発、また、その後の四半期には同比5.1%増と急上昇した。

四川における農業の地位がかなり重要であることから、ブタ肉・その他農産物価格が地震被害を受け急騰するのではないかと懸念する人もいる。そのリスクは確かに存在し、今後も目を離せないが、現時点でのデータによると、被害の程度は限りあるようだ。政府の見解では、被害を受けたブタは100万頭以下だが、全国で現在飼育されているブタは4億頭を上回る。最近のブタ肉価格の安定がそれを物語っている。穀物生産に対する地震の影響は、さらに限りあるものだと見られる。

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