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「物価が高すぎる」は45% 中央銀行調査
発信時間: 2008-06-26 | チャイナネット

中国人民銀行(中央銀行)が25日発表した「2008年第2四半期全国都市部預金者アンケート調査情況」によると、「物価が高すぎて受け入れがたい」と答えた人の割合は45%だった。この比率は前年同期と比べて15.5ポイント高くなったが、第1四半期よりは4.2ポイント下がった。前期比でこの比率が下がったのは2007年以来初めてだ。

住民の第3四半期の物価への予想はもっと悲観的だ。50.5%の人が第3四半期の物価は上昇すると答え、前年同期を0.3ポイント上回った。この数字は調査が始まって以来、最も高い数字だが、2007年第4四半期の今までで一番高かった64.8%に比べれば、大幅な14.3ポイントの低下で、緩やかな低下傾向がうかがわれる。

不動産市場の予想では、向こう3カ月、住宅購入を考えている人の比率は15.1%で、過去最低だった第1四半期の14.6%からやや上昇した。調査対象の7つの大都市の中で、北京以外は前の四半期に比べていずれも下がった。

住民の貯蓄意欲は引き続き強まっている。当面の物価と利率水準の低下で、「多く貯蓄する」という住民の比率は、2007年第3四半期25.4%から今四半期の38.1%まで3四半期連続で上昇し、累計の上昇率は12.7ポイントだった。

住民の最も主要な金融資産も貯蓄に傾いており、同四半期に最も主要な金融資産は貯蓄すると答えた住民の比率は59.8%に達し、前の四半期と前年同期に比べると、それぞれ2.8ポイント、7.5ポイント高くなった。

「チャイナネット」2008年6月26日

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