少林寺がウェブサイト店舗を開設したことにより、河南省嵩山に位置するこの有名な仏教寺院は、またもや世論の渦に巻き込まれた。
北京市民の王さんは、少林寺がウェブサイト店舗をオープンさせたことをとても新鮮だと歓迎、サイト上で販売されている少林に関する各種文化逸品に非常に関心があるという。「時間がないので実際に現地に行くことはできませんが、ウェブサイト店舗内で少林ならではの商品を買うことができるのは魅力的です」と語る。しかし一方で、仏教界の代表として、少林寺がインターネット上で商業活動を行うのは好ましくないと認識する消費者も存在する。またあるネット利用者は、少林寺がウェブサイト店舗をオープンさせたのは、インターネットの利便性を利用して、さらに多くの観光客を惹きつけようとしているにすぎないと批判している。
一般市民の疑念、さらには少林寺が電子ビジネスに踏み込むべきか否かとの論争に対し、少林歓喜地有限公司は、ウェブサイト店舗は実際に少林寺を訪れることのできない人々のために開設されたものであり、販売書物・物品を通じ、少林寺を理解してもらうのが目的だと答えている。ちなみにある関係者によると、ウェブサイト店舗の収入の一部は、慈善事業に寄付されるという。
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