前受金と延べ払いも対象に
外貨管理局は「企業貨物貿易項目での外債登記管理に関連する問題についての通知」を同時に発布し、企業による輸出時の前受金と輸入時の延べ払いに対して登録管理を実施していくことを決定した。輸出時の前受金と実際の輸出の追跡管理を強化し、投機目的の資金が「貿易」の名目で国内に流れ込むことを防ぐ。また輸入代金の延べ払いへの監督管理を改善することで、潜在的な債務リスクを避け、大量の資金がいっきに流出することを防ぐ。貿易信用貸付への管理が強化される一方、大型の生産設備や船舶など特殊な業界と企業の必要は十分に考慮されるという。
輸出による外貨受け取り・決済のネットワーク審査システムは14日から全国に試験導入され、8月4日から正式に運用される。輸出時の前受金の管理は14日から、輸入時の延べ払いへの管理は10月1日から開始される。これらの政策の実施により、貨物貿易における外貨の流れの実情に沿った審査が可能となる。中国の対外貿易環境を改善し、貨物貿易項目での外貨の流入と流出を規範化し、外貨の受け取り・決済と実際の輸出のギャップを解決し、中国の対外経済の安定した健全な発展を促進し、国際的な経済リスクを防止するための有効な措置だ。
「人民網日本語版」より2008年7月4日
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