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三峡ダム発電所の10省市向け電力、価格引き上げ
発信時間: 2008-07-04 | チャイナネット

中国長江三峡工程開発総公司は3日、国家発展改革委員会の審査後の要請に基づき、三峡ダム水力発電所が供給する電力の価格を調整すると発表した。供給先の地域ごとに、これまでの水準からの引き上げまたは引き下げが行われる。「上海証券報」が伝えた。

関連の書面によると、三峡ダム水力発電所が供給する上海市、湖北省、広東省など10省・直轄市向け電力を、1キロワット時単位で調整する。

具体的な調整価格は次の通り(1キロワット時あたり)。

上海市0.2686元

 浙江省0.2862元

 江蘇省0.2424元

 安徽省0.2287元

 湖北省0.2306元

 湖南省0.2397元

 江西省0.255元

 河南省0.2389元

 重慶市0.229元

 広東省0.3111元

調整後の供給価格は今年7月1日から適用される。

三峡ダムプロジェクトでは70万キロワット水力発電ユニット32台を設置する計画で、発電総設備容量は2240万キロワットに達する見込み。これまでに24台が稼働を開始している。

ユニット第1号は2003年7月10日に発電を開始し、国の関連部門の審査意見に基づき、電力供給価格は1キロワット時当たり一律0.25元に設定された。今年6月末現在、累計発電量は約2300億キロワット時、電力収入は約570億元に達した。

三峡ダムの主体部分の工事は年内に完了し、完了時には26台のユニットが稼働している見込みだ。第11次五カ年計画(2006~2010年)期間中に三峡発電所の総発電量は3600億キロワット時を超え、合意に基づいて華中、華南、華東地域が主な供給先になる予定。

「人民網日本語版」2008年7月4日

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