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ユダヤ系米国人からみた中国の発展チャンス
発信時間: 2008-07-07 | チャイナネット

ドクトロフ氏は普段から、中国の消費者の特徴を細かく観察している。たとえば彼の部下は自分の娘にピアノを習うよう「強制」し、欧米的価値観ではこれは一種の「虐待」だが、ドクトロフ氏は「中国では子供は家庭の希望の星だ。社会や両親の期待に応えようとすれば、自然に勉強、勉強、また勉強との大きなプレッシャーがかかる」と理解を示し、「これは子供に対する働きかけにとどまらない。ここには古くから伝えられてきた中国の伝統的魂が宿っている」と話す。

またドクトロフ氏からみると、中国人の西欧由来の祝日の過ごし方は欧米人と明らかに違う。たとえば中国のバレンタインデーは恋人が気持ちを伝え合う日だが、米国人にとっては性交渉の意味合いしかないという。

ドクトロフ氏は「中国人の世界観が大きく広がってきた。中国の多くの若者は自分よりも米国のドラマや映画に詳しいし、中国以外のものを理解したいと願っている」と指摘。これはドクトロフ氏が中国に強く引き寄せられる原因の一つでもある。ドクトロフ氏は「中国が欧米と風合するか、ますます離れていくか、経済動向はどうなるか、こうした点が21世紀の最重要事項だ。私は非常に関心をもっており、見逃したくないと思う。より多くの職責を担いたいし、中国を拠点にしたいと考えている。今後の栄光も挫折も成功も失敗もすべてアジアが関係してくるからだ」と話す。

「人民網日本語版」2008年7月7日

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