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農産物先物が全面安の原因を分析
発信時間: 2008-07-10 | チャイナネット

農産品価格は今後も上昇

主要8カ国の首脳は8日の声明で、多くの商品とりわけ石油・食糧の価格の大幅な上昇に対して強い懸念を表明した。価格高騰は世界の安定と経済成長にとっての深刻な挑戦となっている。8カ国の首脳はさらに、世界の保護貿易主義上昇の波を抑え、世界貿易機関(WHO)のドーハラウンドについてバランスの取れた妥結にいたるよう、各国に呼びかけた。

マレーシア紙「星洲日報」は8日の社説で、マレーシアがG8の大臣級会議で、メンバー国の食糧不足問題を解決するために、食糧輸出計画を提出したことを紹介した。しかし各国が食糧輸出減少を考えている状況下で、マレーシア単独では何もできない状態になっている。

このことから、G8サミットの直面している困難とネックをみてとることができる。アナリストによると、農産品価格上昇を制御するための具体的措置をG8会議が話し合いを通じて決定するのは比較的困難な状況だ。なぜならメンバー国はいずれもバイオ燃料開発に熱をあげているため、食糧価格の制御は一部の国益に抵触することとなり、否決を免れないからだ。

アナリストの李宙雷氏によると、この状況は食糧供給をさらに逼迫させ、国際食糧価格の上昇につながり、世界的なインフレ流行の主因となった。アナリストの徐超氏によると、06年1月から食糧価格は2倍以上になった。そのうち60%以上の値上がりは今年起こったもの。農産品の価格上昇は依然として続く見込みだ。

「人民網日本語版」2008年7月10日

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