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中国、生産財と食用農産品価格がともに反落
発信時間: 2008-07-23 | チャイナネット

中国商務部市場運営部の22日の発表によると、先週7月14日から20日の中国の生産財と食用農産品価格はともに反落した。

中国商務部市場運営部の22日の発表によると、先週7月14日から20日の中国の生産財と食用農産品価格はともに反落した。

7月14日から20日の重点生産財の市場価格は、前週に比べて0.1%低下し、主要112品目のうち、前週より価格が下がったのは9品目で、全体の8%を占めている。前週の水準をほぼ維持したのは85品目(75.9%)で、上昇したのは18品目(16.1%)だった。

種類別で見ると、化学工業製品、非鉄金属の価格が低下し、エネルギー、建材、農業用物資、軽工業原料、鉱物製品の価格は前週に比べて横ばい、鉄合金、ゴムの価格はやや上昇した。

エネルギーでは、天然ガス、石炭価格は前週よりやや上昇し、石油価格は小幅に値下がりした。7月は電力使用のピークにあたるため、発電用石炭の需要は多い。

今のところ電力企業や石炭輸送中継地である港湾などの石炭在庫水準は比較的に低い。この影響を受け、今週の石炭価格は引き続き小幅に上昇すると予想されている。

農業用物資では、化学肥料、種子、農薬、農業用マルチフィルム、農業用ディーゼル・オイルと尿素の市場価格は、いずれも前週の水準を維持した。

中でも尿素市場は、南部と北部で違った傾向が見られた。北部地域では農業用肥料の使用ピークが基本的に終了し、尿素の価格もおおむね安定している。一方、南部地域では、輸送手段が逼迫し、企業の稼働率が低いため、一部の地域での尿素の価格はなお上昇傾向にある。短期的に尿素市場の南北相違は続き、今週の尿素価格は引き続き北部で安定し、南部で上昇する傾向が見られる。

先週の全国36の大・中都市の食用農産品価格は、前週より0.3%低下した。主要57品目のうち、価格が低下したのは38品目で、全体の66.7%を占めた。前週の水準をほぼ維持したのは6品目(10.5%)、上昇したのは13品目(22.8%)だった。

具体的には、野菜、果物、肉類、水産物、卵、鶏肉の価格は下落し、食料、食用油の価格は前週と比べてほぼ横ばいだった。

野菜の出荷量の安定的な増加に伴ない、今後、野菜は値下がりし、果物の収穫シーズンにともなって、果物の価格も確実に低下すると見られている。先週の肉類価格は前週より0.4%低下し、そのうち豚肉の卸売価格は0.5%、牛肉は0.1%、羊肉は0.3%低下した。

「チャイナネット」2008年7月23日

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