中国人民銀行(中央銀行)が22日発表した第3四半期の企業5000社へのアンケート調査結果によると、マクロ経済景気指数は著しく低下し、企業家の第4四半期における景気減速観測も強まり、内需と外需がともに減少する見通しとなった。
マクロ経済景気指数は今年第3四半期、2007年以来最低の3%の低水準になり、第2四半期と前年同期に比べてそれぞれ9%、13.8%と大幅に縮小した。工業生産増幅予想指数も第2四半期と前年同期に比べてそれぞれ2%、3.2%低下し、企業家の今後の景気減速への懸念は一層強まっている。
輸出注文に関する予想も引き続き低下し、国内注文も今四半期に初めて大幅に低下している。第3四半期の外需を表す輸出注文指数は2.6%、輸出注文予想指数は4%で、それぞれ前の四半期に比べて2.6%、2.2%減少し、ともに2005年7月の為替レート形成メカニズム改革以来、最低を更新した。一方で内需を現す国内注文指数は9.1%で、前の四半期に比べて3.7%減少し、10年来最大の下降幅を記録した。
そのほかの生産材総合価格、原材料仕入価格、製品販売価格指数も低下した。また石油加工、電気、ガス、熱供給業の影響を受けて、企業全体の利得能力も若干弱まり、特に原材料への投下資金が増加して、企業の資金フローの滞りや、支払能力の低下を招いている。
「チャイナネット」2008年9月23日 |