(2)消費者6割は「低迷」予想
自動車市場は日増しに活発化し、消費者の購買意欲も高まっているようだ。だが来年の自動車市場については、ほとんどの人の見通しはあまりよくない。来年の自動車市場について、6割近くの消費者は「低迷する」と予想し、23.1%の消費者は「未知数だ」と答えた。
統計データによると、中国の乗用車販売台数は今年7~9月、昨年同期から1.4%の減少となり、ここ数年で初めてのマイナス成長となった。国内自動車市場は10年ぶりの谷間を迎えている。「新華信」(CSI)の調査によると、自動車販売台数の低下には多くの原因があり、▽世界経済危機の影響▽国内のガソリン価格の上昇▽自動車使用コストの増加▽自動車価格の不安定▽株式市場の度重なる下落――などが一緒になって、自動車市場の急速な発展に影響した。
業界専門家や市場関係者も、各方面の要素の総合的な分析を経て、来年の自動車市場の見通しはよくないとの見方をしている。中国自動車工業協会と全国乗用車市場情報連席会の予測によると、世界規模の信用危機と経済低迷によって、中国自動車市場の発展の足取りは緩まり、今年の成長率は5~6%にとどまる。この退勢は来年も持続し、マイナス成長になる可能性もあるという。